シンエヴァの話。

☆「はじめに」
今回の記事はネタバレはしないのですが「シンエヴァを視た人向け」の内容となります。
直接的なネタバレはしていないように心がけましたが、視ていない人でも今回の記事を読むだけで、なんとなく察してしまいますので注意が必要です。
また
シンエヴァの考察とかではないです。
私個人の感想を箇条書きで書いていきます。
共感できる人には共感できる。できない人にはできないのではないでしょうか?

ではのべます。
☆「斜め上にいっている」
シンエヴァが上映されるまえから、こうなるだろう?
と予想されていたことがあると思いますし、個人的にもすると思います。
思い付くような事や深読みなどの予想の斜め上にいっています。
まさしく予想外!
です。
あまりかけはなれているので、予想した自分が恥ずかしくなります。

☆「Twitterで上がっている言葉に助かる」
主にTwitterで、観てきた人の「ネタバレでない感想だったり単語」ってあります。
それに関して、実際シンエヴァを視ている時
「Twitterでみたあれって、そう言うことね」と納得できたり共感できます。
この共感がとっかかりになり、シンエヴァの物語がわかりやすくなります。
Twitterのネタバレでない言葉は、ヒントになって助かりますので、Twitterを視ても損はないです。

☆「今まで軽く流していた小さな伏線が、大きな要素になる」
シンエヴァに対して
・大きな謎(伏線)が解決する
・大きな物語が結末を向かえる
を期待している部分だと思います。
一方
「序・破・Q」では解決されていなかったり、触れずに流されていた小さな謎(伏線)がありました。シンエヴァではその小さい謎(伏線)が解決します。
「小さいけど積もり積もった結果大きくなっていた部分」が解決するので、大きな謎が一個解決するよりは良かったです。
シンエヴァの評価が高いのは「それまで流されていた小さな謎(伏線)」が、シンエヴァでは沢山解決し、それらが解決する度に劇中の話が加速するのは気持ちが良かった点だと思います。
また今まで流されていた小さな伏線が、シンエヴァで解決された事で、それが物語として大きな要素に変化します。
シンエヴァ視た人の心が揺さぶられた部分は、TV版からずっと続いていた大きな伏線解決ではなく、実は新劇のみの小さな伏線の解決ではないでしょうか?
その証拠に多分 見終わった後に
・あそこ良かった
・あそこを語りたい
の「あそこ」は、小さな伏線と思われていた部分でしょうね。

☆「声優 緒方恵美さんの言葉のミスリード」
声優 緒方恵美さんは
「やっぱり、エヴァは、エヴァだった...(笑)」
と言うツイートをしていました。
この言葉から、正直シンエヴァは旧劇みたいな感じになるのだと思い一抹の不満を感じました。

実際シンエヴァは
「やっぱり、エヴァは、エヴァだった...(笑)」
で間違いなかった。
ただ!
声優 緒方恵美さんのシンジ君が画面の中心になって饒舌に喋ってる時が「旧劇のエヴァのあの感じ」であって、シンジ君が喋っていない時は、旧劇のエヴァではなく新しいエヴァでした。
これは声優としてシンジの台詞しか追わなかったからの発言でミスリードかな。

☆「周りに良い大人がいなかったのがシンジ君の不幸」
TV版・旧劇・「序・破・Q」通して、シンジ君の周りには良い大人が居なかった。
これがシンジ君の不幸なんです。
シンエヴァをみて、つくづく感じました。

シンエヴァ前半部には、今までいなかった「地に足がついている熟された良い大人」が登場します。
そして皮肉にもラストには「悪い大人」が登場して、シンエヴァでは「良い大人と悪い大人」がはっきり対比されます。
前半部に登場する良い大人の存在がシンエヴァにおいて、そして「エヴァ全作品」としても、救いの存在です。

☆「加持さんの存在」
加持さんの存在が、大きな存在になっていたのは、私はシンエヴァで一番引っ掛かる部分です。

☆「カップリング」
シンエヴァの結末や伏線回収に関しての論争より
カップリングの論争が今後続く火種だと思います。

☆「真希波マリの存在意味」
真希波マリは「破・Q」において、居ても居なくてもどうでも良いキャラでした。
でもシンエヴァの終盤
「シンジを救うには、綾波ではダメ。アスカではダメ」
だから綾波とアスカではないキャラが必要になる。
そこで「真希波マリの存在が必要だった」というのが、エンドロールが流れている時に納得できます。
シンエヴァのこのエンドを見据えてので真希波マリを「破」に登場させたのなら、スゴい話です。
個人的に居ても居なくても別にいいと評価していた、真希波マリが居たからエヴァを終劇させる事ができたと思うので、新劇エヴァ。そしてエヴァ全体の作品MVPなのかな。
ただ!それは私が思うだけで、マリの評価は分かれる。実際ヘイトの声が多いかな。

☆「庵野監督の成長か監督3人体制か」
Twitterをみると
「しないと思っていたけどエヴァって完結できるんだ」と言う言葉がありました。
私も「エヴァは完結できない」と思っていましたが、シンエヴァで無事にエヴァを完結できたと思います。

これは「シンエヴァで完結しようと思って完結」というより、
旧劇から約20年経って、庵野監督が完結できる監督に成長できたからだと思う。
つまり
旧劇の時は、完全に庵野監督は力不足だったから、あんな感じになったのでないのかな。
あと
複数の監督が居たのが良かったのかな。
庵野監督1人だと、上手く着地できなかったハズです。

☆「エンドロール」
エンドロールを視た方が良い。
これは別に何かあるとかではないです。
単純にスタッフや協力した製作会社、協賛した会社を視て欲しい。
沢山の日本のアニメ製作会社やアニメとは関係ない異業種の会社の名前があり、日本のエンタメの総力戦で作られ、エヴァが日本の一大コンテンツなのがわかります。
前人未到の300億を稼いでいる鬼滅がいて、たぶんエヴァは100億はいかないと予想されます。
300億の鬼滅と比べれば、オワコンと思いますが、エンドロール(スタッフロール)をみるとエヴァはやはりスゲーわ。

☆「完結しました」
結論を言うと
シンエヴァでエヴァゲリオンは完結しました。
今後20年
また第3使徒サキエルとの戦いから始まる、新しいエヴァはないでしょう。
その意味では25年以上続いたエヴァは完結しました。

☆「私の中では普通のアニメ作品になった」
最後に
私はど真ん中世代なので「人生においてのエヴァンゲリオンの存在は大きい」です。
なんだかんだ言って神格化していました。
ただ!シンエヴァを見終わった事で「ケリがつきました」
ケリがついたことで、
「私の中を通りすぎていくアニメ作品の1つに過ぎない」存在になりました。

それは
エヴァ呪縛から解放される。
そして大人になる。
ということなんでしょうかね。

以上です。
反論とかあると思いますがお手柔らかにお願いします。

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